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いつも、自分のオヤジ絵がどーのばっかなので
今日は過去にお世話になった方のことを少し書きます。

自サイトのギャラリーにもありますが、昔、私は沖縄で猫絵を描いていて、それのイラストや個展をやったり、個人の方のニャンコの肖像画を描いて食べてました。
でも、それだけじゃ貧乏だったので、かの国際通りに露店を並べて
自分の作品をポストカードや小さな額に入れて路上販売してました。





路上販売、露店、これって許可をもらわない限り違法なんですよ。

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那覇市は観光も主力産業だったので、そこらへんは大目に見てくれてましたけど。
だから路上販売やるときは通行の邪魔にならぬよう、周囲のお店に迷惑にならぬようお店には挨拶をして、ごみを出して散らかして帰らぬように、きちっとしなければいけないんです。当たり前の事ですけど。
弱いのは、悪いのはこっちだし、大目に見てもらってやらしてもらってるわけですからね。
また、路上やってる方それぞれの「縄張り(出店場所)」は絶対守らなきゃいけないし。

でもねー大体夏休みや春休みくらいになると、増えるんですよ。
内地からやって来る

「変に勘違いしたアーティスト気取りの空気読めないぬるま湯君」

がね。

何かその当時ニュースで、売れない吉本の芸人が「路上で言葉を売る」とかで取り上げられて、その後、もう雨後のたけのこみたいにそんな奴ばっかやってきて。

相田みつををもっとヘッタクソにした字を路上いっぱい広げて、で、カッコだけは作務衣かなんか着て(どうせ100キンの墨汁と筆と半紙だろけど)同じ「違法無認可ゲストハウス」に泊まっている「俺たちには夢と未来があるんだ」とか何も努力しないで勘違いしてるぬるま湯仲間とかと路上いっぱいに「ベタすわり」や「たむろ」して騒いで回りに迷惑をかけまくってる奴がね。

そうなると、ただでさえ価値の無い(と私は思った)物売ってるのに
観光客は引いて絶対商品を見もしませんよ。
まあ今の言葉で言うと「まったく空気読めてない。」

大勢で騒ぐもんだから、周りに迷惑かけて、警察にちくられたら
真面目にやってる他の方も、皆撤去じなきゃいけなくなるんですよ。

だからそんな点も含めて
「売れたかったらもっとマナーを守れ」とか詳しく説明して注意すると
だいたいふてくされて逆切れしますね。

それで1枚も売れないからだいたい2日ほどで居なくなりますね。

ああ、、話がかなりそれた。
それで、やっぱ真面目にやってらっしゃる方もたくさん居て
そんな方はやっぱ売れてますし、作品、商品も素晴らしい。

路上って、お客さんの反応ダイレクトなんですよ。
だからなおさら必死になるし、勉強にもなる。
的をついた批評や意見、アドバイスもあるし。
良いと思ったお客さんは絶対買ってくれる。
覚えていてくれて、また来て買ってくれたり、手紙、メールもらったり。

その反対でからまれたり、中傷なんてしょっちゅうでした。

そんな中で素晴らしい出会いもたくさんあったんです。
その中の1人が似顔絵描きのAさん、画家の石原啓行さん、そして銅版画家の高野玲子さんでした。

Aさんは私が沖縄にやって来た時からすでに、国際通りで似顔絵を描いてました。リアルな鉛筆画のタッチで、タレントの似顔絵もたくさん展示してあっていつも人だかりで大人気でした。
描くのもメチャ早いんです。お客さんを和ませながら、15から20分くらいでリアルタッチの鉛筆画が完成するのです。
凄い人が居たもんだ、、っと感心しました。

私が路上を始めてしばらくしてAさんが(当時はまだ名前も知らなかった)私の露店の前を通りました。
彼は足を止めてじっと私のポストカードを見ていました。
最初はポストカードだけを1枚100円で売ってたのです。
(うわっ、あの似顔絵描きの人だ、ちょっとはずかしいな、、)

次の日もAさんはやってきました。
目が合ったので、軽く会釈をしました。
「儲かってるか?」「いや、まだ創めたばっかりで、、なかなか、、」

憧れの人と初めて会話した瞬間でした。

長くなりそうなんで続きはまた明日。

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